セーブポイントは秋刀魚(さんま)の横顔にて
年の瀬ということもあり、今年にやり残した事はないかと思い起こしたところ、秋口に「旬の秋刀魚を10尾は食べよう」としていたのに、ほぼ達成できていないことに気づきました。あわててスーパーで解凍秋刀魚を購入し、塩焼きにして頂いたのですが、2ヶ月ちかく旬を過ぎた味わいは、旬が旬たる所以、短期間のうちに需要が跳ね上がるワケを知るには十分な体験でした。
もう今年は食べることも無いだろうと思い、では次に食べることになるである、来年の旬を迎える頃の環境の変化に思いを馳せます。昨年最後の秋刀魚は海のない街で弁当に入ったものでした。5年後、10年後の旬の最後の秋刀魚を、どのような箸で手で皿で家で頂いているか、眼窩に白濁した眼の載った秋刀魚の横顔を中心に、一年という周回する時節を振り返る、リマインダーとなるもようです。(2016.12.20)
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