MOTHER-131話 野火放つ
攻防の境目 「良い顔」をして波風を立たぬよう、要望を飲み下し、忠告に相づち、批判に謝り続けるのは教育の賜物か。 「わかりました」と繰り返していた人。「あのですねぇ!」と声を荒げている。その交流が平穏無事に終わるよう防…
攻防の境目 「良い顔」をして波風を立たぬよう、要望を飲み下し、忠告に相づち、批判に謝り続けるのは教育の賜物か。 「わかりました」と繰り返していた人。「あのですねぇ!」と声を荒げている。その交流が平穏無事に終わるよう防…
そこ? 実現可能で現実的な到達点へ、今ある状況からできることを一つ一つブロックを積み上げる。 対照的に直感で見えた高く道のりもわからぬ着地点へ、迷走の不安を抱え、模索して目指す。 「あれはおもしろい」へ お連れできるか…
偽善にも美学 “情けは人の為ならず”を「むやみに同情するのはその人のためにならない」という意味で使うのは誤りだという話は、もはやその指摘の説明の方がより多く聞きます。“他者の為ならず”の続きというならば“巡り巡って己の…
残り火 会社員時代、とあるクライアントの代表様は「うンー。うンー」(舌の根と口蓋をつけ、鼻から抜けるような“ん”の音。Ngと表記されるような軟口蓋音。)と、まずこちらの話が出尽くすまで、その特徴的な相槌でリズムを打つよ…
制作物が受け手の中でどのように展開されるか。映画が巨大なスクリーンやホームシアターやタブレット端末などなど、様々な環境下で鑑賞されるように。「アカネさんはiMAXシアターを目指されているように思います。」とアシスタント…
フェアァァ (今さら感ありますが、もはや歴史を語るように)2018年のサッカーW杯において、フェアプレーポイントというイエロー・レッドカードの指標により、日本は決勝トーナメントに進出しました。グループリーグ最終のポーラ…
あの時ボクはああだった 時間という概念のない異星人がいたならば、どのようなものでしょうか?随想します。 “私”という皿の上に切り分けた“時間”ロールケーキがのっている。現在のロールケーキの両隣には過去と未来のロールケー…
発酵は力なり 脳は貯蔵庫ではなく作業場であり、着手した情報はアイデアの机に置かれ、それとは関係しない活動をしていても徐々に発酵していくのだと実感いたします。必要なのは忘却の時間であると。 「早め早めに」の行動の価値は…
この度の大雨で被災された方々へのお見舞い申し上げます。この原稿が更新される時点においても、非日常のさなかにいらっしゃる方も居られるかと思われます。ここに変わらぬ拙作を表示することで何かの助けになれれば幸いです。 こち…
添記:あるいはココペリが書庫で読んだモノ 古の音楽使いが「オキャク様はカミ様です」と言った。 「この会場へ集まる聴衆達はこの程度のモノであろう。この程度の音楽でよかろう」と聞かせる対象を見積もらず、常に最上の音楽を演…