動き
そのチリ人女性は生き生きとアニメについて語り、拙い英語と画像検索で会話を成していたのですが、特に印象的だったのは「あの作品が良かった」と言う際にmoved(心が動かされた。感動した)という単語をしきりに仰るのでした。その単語「動き」が物体が移動する現象だけではなく、心象の振れ幅に同じように意味付けられているのを、何というか羨ましく思ったのです。
作画において、アクションシーンが派手になる一方で、会話シーンが退屈にならないようにと心がけております。「さて、今回アクションはない。会話が中心のシーンだ。顔だけが繰り返し映されるのは避けたいものだ」と身構えるものです。
今回本編では動作が少な目ですが、意味と心象の振れ幅は大き目です。上手くそのmoveを描けたならば幸いです。(2018.05.01)
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