100話にございます。いつもお読み頂きありがとうございます。こちらのコメントでは毎週皆様とお話をさせて頂く気分でお送りしております。連載して間もなく2年になろうとしておりますので、以下にお恥ずかしい話もさせて頂ければと思います。
自己紹介
小学生の頃、ある生物を飼ってくれるよう両親にせがんだ。もろもろ設備が必要だったが、両親は飼育許可をくれた。高校時代、次第に世話を親に任せるようになった。大学進学後、いよいよ世話を任せるようになった。
大学2年の頃、その生物は死んだ。小屋に自らを打ちつけ死んだ。彼は彼の意思を以て自殺したのだと思う。自分の浅はかさや残虐さを見るのが嫌で、小さく手をあわせただけだった。
彼が死んで5年後、私は草を刈り御影石を置いて墓をこしらえた。私を見て、母は「覚えとったんね」と言った。彼の好物だったキュウリを供えた。
線香をあげていると、5時のサイレンが鳴った。(2018.01.30)
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