MOTHER-75話 表裏


搭乗者の名は
 今回作画の資料にスラム街についての資料を見直しました。貧困が住民を縛り付け、どのような手段を講じても抜け出せることのできないような、閉塞感が画像や映像から伝わるようでした。
 もし瓦礫の山から屑鉄拾う彼の魂が自身に移し替えられたのなら、いかに振る舞うかを妄想し、自身に与えられた可能性を全うできているか猛省いたします。はたして彼は「電子機器がある!自由な情報にアクセスできる!」といって学習を始めるかもしれませんし、「教育がある!」と留学や資格取得に乗り出し、「すごいパスポートがある!世界中を旅できる!」と次の日には海外へ旅立つかもしれません。
 持てる力を出しきるよう日々生きたいものです。(2017.08.01)

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