嫌悪感謝の日
―なぜこんな日があるのでしょうか?
「嫌悪するものを感謝するのだ。」
―わかりかねます。なにを感謝することなどありましょうか。
「いつも見ておる。お前の会話の話題は何で構成されている。」
―…仕事の愚痴にございます。
「勤労はすでに感謝されておる。」
―妬み嫉みもございます。
「お前が嫌悪し、揶揄と批判を浴びせるモノは」
―ええ。私に尽きぬ話題と、罵詈雑言の荒々しい情熱を提供しています。
「感謝しよう。」
―どうもありがとう。
「はい。まずは1日目。」
―えぇえ。ずっと続くのぉ?(2017.07.18)
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