理由なき加算
以前中国人の同僚から「クライアントへ送る日本語のメールの添削してほしいです」と頼まれたのですが、特に不備は見つけられず「このまま送信して問題ないでしょう」と返答したところ「本当ですか?全く問題がないでしょうか?」と不安そうに言うのでした。そのため、いかにこのメールが問題ないのかを説明することとなり、その説明は通常添削に使用するであろう文字数をゆうに超えるものでした。
彼としては添削を受けることによって、メールの品質において「より良いこと」が追加されるのを期待したにも関わらず、何の処理も施されなかったのが不安であったのでしょう。ある種の不安を解消するには、期待に応える以上のエネルギーが必要であるのかもしれません。
拙作は電子媒体という性質上、ページ数・コマ数を増やすことに制限はありません。不安のために過剰にならぬよう留意して制作していきたいものです。(2017.03.07)
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