可視時光
目を閉じリラックス、言葉を繰り返し呟いて自己暗示をかける時は、今は無き幼少期住んでいた実家の2階、自室のPCから階下の暗がりに向けて伸びるケーブルへ、信号を送るイメージをとっていたのですが、この度そのイメージは更新されました。
経験感想:『豊島美術館』
頂いた休載は、次節のシナリオ概算、担当様との打ち合わせに使ったほか、現代美術のインストールに使用いたしました。その建築作品《母型》は、瀬戸内の離島に建立された白く巨大なコンクリートのドームで、若葉に転がる水滴のごとき外観にございます。内部は一面に広がる雪原のような一つの空間で、撥水剤を塗布された床を水滴が生物のようにランダムにゆっくりと這い、一日かけて泉を成すとのことです。
安心です。何かに追われている時も、あの場所で水滴は這い、リボンは風に揺れているので。以降信号は染み出し、泉を成すようアップデートがなされたので。(2017.10.17)
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