元気があれば
ある朝目覚めると吸気に酸素が少ないような、うまく息が吸えないような感覚を覚えました。外には暫くぶりの雨が降っており、「息苦しい 雨」と検索すれば、雨をもたらす低気圧は細胞の膨張、血圧の低下を以て肉体へ作用するとの回答を得ました。雨の日は休眠状態になるよう身体はデザインされているのだとも。以前は反応することのなかった外界の影響に、年をとり、元気はなくなり、やわになったのだと思う次第です。
あらゆることがそうでしょうが、一方で良い面もあるように思われます。無理をきかせて何でもできるとは、この時点この場所この個体に「適していない」行動も可能となります。不要な行動をとる機会の損失ならば、やわな“わたし”の警報は、転ばぬ先の杖として本当に必要なことを選択する導となるかもしれません。
昔はこうじゃなかったと嘆きつつも映画を鑑賞すれば、雨は止み、新たな展望を得ました。(2017.09.26)
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