百言は一触に如かず、か
ロボットの歩行は困難で、生物のように歩行を制御するには膨大な演算が必要なのだそうです。地面の凹凸や傾斜を感知し、歩幅や重心を最適化すれば、また変化した状況にフィードバックを繰り返すことになるのだとか。
先日、山の中腹にある古い家に住む施術士のもとへ、初めてマッサージをうけて参りました。施術士は額の中心にほくろのある人物で、頭蓋仙骨療法の使い手にございます。
もっと早くに来れば良かった。触れるということはこれほどにも雄弁に語るのかと驚嘆いたしました。施術士の手と私の身体のフィードバック応酬に、「癒そう」という意思を言語以上に明確に感知いたしました。つきましては自分がこれまで触れてきたものへの態度を反省する次第です。「触れたいから触ってる」という自分本位さを感知したために赤子は泣いたのかもしれません。あるいは。(2017.09.12)
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