降雨礼拝
かねてより気になっていたあばら家(誉め言葉)を改装した珈琲屋へ参り、珍しく裏目に出なかった直感をご報告いたします。
「こんな晴れた日なのだから屋外にでないと勿体ない」と言いますが、それ以上に「こんな雨の日なのだから屋内で雨音を堪能しないと勿体ない」と思い立ったのは、ただでさえ日照時間の少ない冬の空に厚い雲がとどまり、しつこい雨を降らせていた日の午後でした。
ただ残念なことに、現在作業拠点としている施設はいずれも多階層の構造、防音に優れた鉄筋コンクリートであるため、十分な雨音を確保することができませんでした。
そうして逃げ込むように入店したあばら家(誉め讃えよ)的珈琲店にて、トタン屋根を打つ雨音を聞きつつ、懐かしの石油ストーブで暖をとりつつ、作画作業を執り行う贅沢を謹んでご報告いたします。(2016.1.10)
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