必要な無駄
「仕事の無駄を省く効率の良いライフハック術」といった記事には飛びついてしまう性質があります(実践できているかはさておき)しかしその揺り戻しでしょうか、あるとき無性に無駄遣いがしたくなり、久しぶりにゲームを購入することにしました。昔やっていたゲームの最新ナンバリングタイトルです。
ゲームでは、歪んだ欲望はその人の“心の宮殿”となり、主人公たちは宮殿を攻略することでその執着を解き、世直しをするというものでした。システムやストーリー、なにより相変わらずの世界観がいたく気に入り、日々の隙間になんとかゲームプレイのチャンスを伺う次第です。
あるいは作品世界というものは作家にとっての“心の宮殿”なのかもしれません。ただ、ゲームのように主人公たちが攻略できないので、表に現し、客人を招くことでアプローチしているのかもしれません。
時間もお金も遣いましたが、良きモノを得ました。(2016.11.15)
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