終わりに向かって
ひと月ほど前だったか、担当様に最終話までのプロットを打ち合わせ、終わりまでのシナリオが箇条書きにまとめました。行の端にはそれぞれの話の更新日を添えて。
連載始めから夢想していたクライマックスに向けて、ここ最近はさらに制作に熱中する日々なのですが、先日友人に終了予定を伝えると「そうなんだ。じゃああと〇話で終わりだね」と言われ、そこでふと「そうかあと指折り数えるほどで終わるのか」と気が付きました。
終わり、という大きなルールの転換がそこにある。しかし、飽くまで終わるのは毎週の締め切りにどう間に合わせるかが問題だった今までの生活だけであって、プレーヤーとしての自己の生活は続く。卒業を控える学生の頃に似たような気分です。私と創作物との関わり、作品と皆様との関わりが変質するのは、不安でもありますが楽しみです。状況に際してその心境も同様です。
(2018.10.23)
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