幻とのつきあいかた
脳が身体へ指令することで笑い、怯え、緊張し、弛緩しますが、逆に身体も脳に影響を与えるそうです。例えば口角を上げて漫画を読むと、何もしないときよりも楽しく感じるとのことです。へえ。
原稿作業を終え、夜道を自転車で走っていると、目は睨みつけるように鋭く、呼吸は浅く、全身に力が入っていることに気が付きました。怒るような事件はなかったのですが、よくよく考えてみると戦闘シーンを作画していたと思い当たりました。怒りの表情を作り、自らも戦場に身体を投影しながら作画していたことで、じわりと脳へ影響されたものと思われます。
役柄とパーソナリティをうまく処理する術を、老獪な俳優を参考に体得したいものです。とりあえず丈夫な身体づくり、食事、睡眠、運動が鍵になるのではないかと思います。
ところで観客としては役柄に一体化してしまった俳優の演技があるならば、見たいものですよね。 (2016.09.06)
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